いま、エロさ、エロい、という言葉が好きです。それは、目に見えないものを見る、という言葉と同じで、書けばすなわち嘘になります。忘れたい、と言うことで、言うことの中で、忘れられないなにかのように。正直、わたしの小説のことはよくわかりません。で…
まみの背中のほうからぐるりと光を投げかけてくる灯台のあかりが夜の雲を照らしていた。まみは夜空で、弁天橋で、江の島ビュータワーで、いま抜け出してきたばかりの民宿だった。ビールを買ったコンビニの前でたむろしていたBボーイたちも、彼らの車も、信…
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