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ちょっと考えてみて欲しい。「あなたの内なる声で黙読される誰かの内言」と、「あなた自身の内言」とを区別することはできるだろうか? あなたはあの子たちのひとり語りを黙読する中で、あなた自身の内言と同じようにしてあの子たちの声を聞きはじめる。聞い…
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◎北海道・東北 菊谷書店帯広店(北海道帯広市) BOOKNERD(岩手県盛岡市) ジュンク堂書店郡山店(福島県郡山市) ◎上信甲越 ジュンク堂書店新潟店(新潟県新潟市) 知遊堂亀貝店(新潟県新潟市) ジュンク堂書店甲府店(山梨県甲府市) ◎関東 うさぎや宇都…
2018年1月17日から、二子玉川蔦屋家電BOOKフロアにて、短編集『落としもの』の先行販売をします。 【※新刊先行発売※】横田創、7年ぶりの新刊『落としもの』の先行発売を開始しました!サイン本が5冊入荷しました(が、残り3冊です)。『埋葬』で横田…
落としもの 作者: 横田創 出版社/メーカー: 書肆汽水域 発売日: 2018/01/22 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 収録作品お葬式(「ユリイカ」2008年12月号)落としもの(「新潮」2008年11月号)いまは夜である(「群像」2008年1月号)残念な乳首…
エドワード・ヤン 再考/再見 作者: 蓮實重彦,鈴木了二,四方田犬彦,丹生谷貴志,野崎歓,樋口泰人,橋本一径,相澤虎之助,伊藤丈紘,金子遊,北小路隆志,雑賀広海,篠儀直子,管啓次郎,瀬田なつき,土居伸彰,富田克也,藤井仁子,細馬宏通,松井宏,三宅唱,結城秀勇,横田創…
ユリイカ 2017年9月臨時増刊号 総特集◎幾原邦彦 ―『少女革命ウテナ』『輪るピングドラム』『ユリ熊嵐』・・・僕たちの革命と生存戦略 作者: 幾原邦彦,中村明日美子,相沢梨紗,奈須きのこ 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 2017/08/09 メディア: ムック この商…
『早稲田文学 2015年 秋号』に掲載されたアンケートへの回答の全文をここに掲載します。250字という依頼を2500字と勘違いして書いてしまった、推敲前のものです。 * 強姦した者は、してないとは言わない。したはしたけど、和姦だったと主張する…
すばる 2013年 12月号 [雑誌]出版社/メーカー: 集英社発売日: 2013/11/06メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る 一年の中で最も日が長い季節とはいえ、赤くぽってりとした夕日のおなかが丘の稜線に触れてから暗くなるまではあっというまだった。…
ユリイカ2012年9月号 特集=岩井俊二 『Love Letter』『スワロウテイル』『リリイ・シュシュのすべて』から『ヴァンパイア』へ、未知なる映像を求めて作者: 岩井俊二,奈良美智,蒼井優,斎藤環,清水康之出版社/メーカー: 青土社発売日: 2012/08/27メディア: ム…
ユリイカ2011年3月号 特集=貴志祐介 『黒い家』『硝子のハンマー』『新世界より』『悪の教典』『ダーク・ゾーン』・・・エンターテインメントの革新作者: 貴志祐介,町田康出版社/メーカー: 青土社発売日: 2011/02/28メディア: ムック購入: 2人 クリック: 30回こ…
すばる 2011年 03月号 [雑誌]出版社/メーカー: 集英社発売日: 2011/02/05メディア: 雑誌購入: 3人 クリック: 54回この商品を含むブログ (2件) を見る ひとりで生きていけるなら、お金なんていらなかった。いま自分が生きてゆくために最低限必要な三万円です…
ユリイカ2011年1月号 特集=ジャン・ジュネ “悪”の光源・生誕一〇〇年記念特集青土社Amazon『ユリイカ1月号 特集*ジャン・ジュネ "悪"の光源・生誕一〇〇年記念特集』にエセーを発表しました。どんな読書もそうであるように、ジュネとわたしの関係も私的で…
埋葬 (想像力の文学)作者:横田 創早川書房Amazon あたしが死んだことを受け止めてくれるなら、あたしのことを思い出さない日は一日だってないままあたしのことを忘れてくれると思う。植物が日の光に向かって葉をひろげるように、あたしのことを思い出せば思…
群像 2010年 12月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/11/06メディア: 雑誌購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログ (12件) を見る11月7日発売の『群像 12月号』のコラム「私のベスト3」に「富岡多恵子初期短編」と題したエセーを発表…
なんか最近、畑のような感覚で、自分の体のことを考えています。体内環境、とでもいいますか。ビタミン剤やゴマのセサミンのカプセルみたいなサプリメントが体にいいと信じているひとは、一度それを畑に撒いてみるといいと思います。かならずや無駄だと実感…
本日、ただいま、入稿しました。予定通りに行けば、11月25日に、早川書房から新刊が出ます。はじめて書き下ろした小説です。タイトルだけでもお知らせしようかと思ったのですが、やはり本の姿というか顔である装丁とともにお知らせしたいと思います。(→…
わたしたちは、経験でないものまで経験することができる。これはなにより精神分析学によるところが多い発見であり実践でした。そしてその解明であり治療でした。それはもちろん、いまなおつづく旅である*1。ストレスというなんともゆるい言葉に一手に担われ…
夜と灯りと (新潮クレスト・ブックス)作者: クレメンスマイヤー,Clemens Meyer,杵渕博樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/03メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 47回この商品を含むブログ (15件) を見る5月6日発売の『すばる 6月号』に、クレメンス…
ユリイカ2010年5月号 特集=ポン・ジュノ 『ほえる犬は噛まない』『グエムル』そして『母なる証明』・・・韓国映画の若き旗手のすべて作者: ポン・ジュノ,黒沢清,斎藤環,渡邉大輔,東浩紀,飛浩隆出版社/メーカー: 青土社発売日: 2010/04/26メディア: ムック購…
ユリイカ2009年10月臨時増刊号 総特集=ペ・ドゥナ 『空気人形』を生きて作者:是枝 裕和,山下 敦弘,ペ・ドゥナ,宇野 常寛,佐々木 敦青土社Amazon10月13日発売の『ユリイカ(総特集*ペ・ドゥナ『空気人形』 を生きて)』に掲載されたエセーで、主にポン・…
『すばる 8月号』に〈すばる散歩部〉という企画で「原宿・千駄木・代々木上原 意識の自然学」と名づけたエセーを書きました。公園、絵本、料理、哲学、詩の5章からなっています。これがいまのわたしの生活の、そして仕事の5大要素なのかな、とも思います…
なにかを見て思い出すのでも、思い出したいなにかがあるのでもなく、ただ「思い出す」という欲望だけが先に作動している。だから小説にとっては、すべての言葉がなつかしい。I Guess Everything Reminds You of Something=なにを見てもなにかを思い出す。こ…
丘の上のパンク -時代をエディットする男、藤原ヒロシ半生記作者: 川勝正幸,藤原ヒロシ出版社/メーカー: 小学館発売日: 2009/02/26メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 51回この商品を含むブログ (34件) を見る『新潮 6月号』に『丘の上のパンク 時代をエ…
文学2009 (文学選集)作者: 日本文藝家協会出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/04/29メディア: 単行本 クリック: 25回この商品を含むブログ (2件) を見る短編のアンソロジーに「無頭鰯」が再録されました。雑誌で読み逃した方はぜひこの機会に(などと言う…
新潮 2009年 04月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/03/07メディア: 雑誌 クリック: 2回この商品を含むブログ (6件) を見る 「ほら見てごらん、風が吹いて、いま落ち葉がひらひら落ちてきただろ。きみもあんなふうに、夜はベッドの上に、落ちて…
11月27日発売の『ユリイカ 特集*母と娘の物語 母/娘という呪い』に短編小説を書きました。こうして書くと、やはり、ほんと、怖いというか、おどろおどろしいですね。なのにいかにも問題がありそうには見えないところが問題というか、いままでほとんど…
新潮 2008年 11月号 [雑誌]新潮社Amazon10月7日発売の『新潮 11月号』に短編小説を発表しました。正直、書いたというより、なにかに見入られ、呆然と眺めていたというのが実感で、わたしはまだこの小説を紹介する言葉を見つけられずにいます。だからこ…