Naked Cafe

横田創(小説家)

意識の自然学 ……原宿・千駄木・代々木上原

『すばる 8月号』に〈すばる散歩部〉という企画で「原宿・千駄木・代々木上原 意識の自然学」と名づけたエセーを書きました。公園、絵本、料理、哲学、詩の5章からなっています。これがいまのわたしの生活の、そして仕事の5大要素なのかな、とも思います。

すばる 2009年 08月号 [雑誌]

すばる 2009年 08月号 [雑誌]

文学を散歩すること(=いろいろなひとのいろいろな仕事を、本を想起すること)と、千代田線沿線の街を散歩すること(=いろいろな街のいろいろな側面を、顔を眺めること)が同時になされたとき散歩は文学になることは確かで、例を挙げだしたらきりがないほどたくさんの作品を思い出します。とにかく紹介しまくりました。それくらい歩きまわりました。最近知ったものも、むかしから知っているものもあります。ひさしぶりに来た街も、きのうも来たしあしたも来るかもしれない街もありました。紹介した本には実用/芸術の区別はありません。すべて「散歩」という偶然のなせるわざです。……amazonでは扱ってないものもあるのですべてではないのですが、以下、このエセーの中で紹介した本を紹介した順に並べて紹介します。

目まいのする散歩 (中公文庫)

目まいのする散歩 (中公文庫)

からすのパンやさん (かこさとしおはなしのほん (7))

からすのパンやさん (かこさとしおはなしのほん (7))

いいおかお (松谷みよ子あかちゃんの本)

いいおかお (松谷みよ子あかちゃんの本)

スペインから届いた、ほっとやさしいレシピ

スペインから届いた、ほっとやさしいレシピ

豆とスープが待つ食卓―簡単だけど豊かなスペインの台所仕事

豆とスープが待つ食卓―簡単だけど豊かなスペインの台所仕事

足の裏に影はあるか? ないか? 哲学随想

足の裏に影はあるか? ないか? 哲学随想

入不二基義(さん)がブログにわたしの書評の感想というか批評を書いてくれました(身辺雑記(メモ)◎2009年7月10日(金)の記事の中で)。「文章だけで出会っていて、面識がないからこそ、こういう良きことがもたらされる」とわたしも思います。→入不二基義wiki
良いおっぱい 悪いおっぱい (集英社文庫)

良いおっぱい 悪いおっぱい (集英社文庫)

河原荒草

河原荒草

手・足・肉・体―Hiromi 1955

手・足・肉・体―Hiromi 1955