筑摩書房のPR誌『ちくま 6月号 』に「わたしを見つけて」という短編小説を書きました。
自分で言うのもなんだけど、わたしはレアキャラだ。渋谷駅という複雑怪奇で巨大な駅の中でわたしを見つけるのは、たぶん難しい。
ヒントその1。わたしはいつも渋谷駅の改札口のすぐ近くにいる。そう言われてひとが思い出す改札口はJRのハチ公口か。井の頭線の改札口か。そのどちらでもないとだけは言っておく。
ヒントその2。わたしは渋谷駅で最も高いところにいる。どこまでが駅の構内で、どこからが駅ナカなのかの判断が難しいところか。一応、嘘とか適当なことは言ってないつもり。
ヒントその3。わたしは二日働いて一日おやすみをするリズムで働いている。わかるひとにはわかるヒントだけど、わからないひとにはなんのヒントにもならないヒント。