Naked Cafe

横田創(小説家)

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

傍流化したジャンルの再生へ

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レル[Rer]には街路がない

ユリイカ 2018年5月号 特集=アーシュラ・K・ル=グウィンの世界 ―1929?2018― 作者: 上橋菜穂子,萩原規子,清水真砂子,萩尾望都,伊藤比呂美 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 2018/04/27 メディア: ムック この商品を含むブログを見る パートナーの死後、内側…

小説にとってはすべての言葉がなつかしく、映画にとってはどんな風景もなつかしい

なにかを見て思い出すのでも、思い出したいなにかがあるのでもなく、ただ「思い出す」という欲望だけが先に作動している。だから小説にとっては、すべての言葉がなつかしい。I Guess Everything Reminds You of Something=なにを見てもなにかを思い出す。こ…

ペルー、アルゼンチン、ボリビア、パラグアイ、ブラジル、ニホン、ワカモノ/神里雄大

ペルー、アルゼンチン、ボリビア、パラグアイ、ブラジル、ニホン、ワカモノ - ペルー | ウェブマガジン「あき地」 ところで、ぼくはふだん東京で演劇の作家として活動している。このところの数作は、南米などの各地での体験や、日系移民のことなどを取り上げ…

ハバナ日記/大崎清夏

いつも思うけど、旅先で、空港から宿泊先へ向かうときだけに感じる気持ちがある。もう着いてるのにまだ着いてない場所を眺めながら移動する、ふしぎな時間。ハバナなんだ、ここ、まじでハバナなんだ、ときょろきょろしながら驚いて、でもそのときに見ている…

『大和(カリフォルニア)』トークショー

4/13(金) 18:30の回上映後 K's cinema(新宿) 横田創(作家)× 宮崎大祐監督 www.ks-cinema.com

宮崎大祐監督/映画『大和(カリフォルニア)』 

ラップをしたいが語彙が足りない。圧倒的に足りない。言葉がすらすら出てこない。なら「言葉がすらすら出てこない」と歌えばいい。「語彙が圧倒的に足りない」と叫べばいい。人間がなにかを言うための道具としての言葉ではない言葉。言葉の純粋にしてその起…

わたしの産んだ、3人めのこどもは、のゆり、という。/こばやしあんぬ

タクシーの窓から、白くてぼんやりとした満月が見えた。今夜はブルームーンだと言っていたのに、まるではっきりしないおぼろな月だった。チューブの中の赤い血液をわたしはおもった。わたしのまぶたのうらにはずっと、一定の量のなみだがあって、病棟をうろ…

ついつい題名に惹かれる横田創の短編『残念な乳首』/松本泰尭

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磯部涼×宮崎大祐 「極東の要所・大和と川崎とヒップホップ」 映画『大和(カリフォルニア)』公開記念

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