筑摩書房のPR誌『ちくま 2月号 』に『睦家四人姉妹図』の書評を書きました。
言わずもがなのことではあるが、おもしろい小説があればそれはミステリである。ミステリとして読むことのできない小説が読者を魅了する可能性はない。理由は単純である。ミステリではない小説には問い(謎)がないからである。問われてもいないのに話し始め、誰も聞いてやしないのに話しつづける。飲みの席でいちばん迷惑な部類に属する人間(作者)のひとり語りに過ぎないからだ。
筑摩書房のPR誌『ちくま 2月号 』に『睦家四人姉妹図』の書評を書きました。
言わずもがなのことではあるが、おもしろい小説があればそれはミステリである。ミステリとして読むことのできない小説が読者を魅了する可能性はない。理由は単純である。ミステリではない小説には問い(謎)がないからである。問われてもいないのに話し始め、誰も聞いてやしないのに話しつづける。飲みの席でいちばん迷惑な部類に属する人間(作者)のひとり語りに過ぎないからだ。